新宿・歌舞伎町の中心部。深夜になってもネオンが消えないこの街には、その時間だからこそ食べたくなる「特別な一杯」が存在します。
今回私が訪れたのは、この地で長年愛され続けている歌舞伎町の「利しり」。
以前から「歌舞伎町の夜を象徴する味」と耳にしていたものの、なかなか踏み出せずにいたあの一軒へ、冷え込みの強い夜に意を決して足を運びました。

深夜の熱気を感じる、赤い看板の向こう側
職安通りに近いエリア、夜の活気が最高潮に達する時間帯に、あの象徴的な赤い看板が見えてきます。
利しり 新宿の店構えには、流行に左右されない、どこか武骨でどっしりとした風格が漂っているように感じました。
活気と落ち着きが同居する空間
店内に入ると、厨房から立ち上る湯気と、手際よく中華鍋を振る音が心地よく響いています。
カウンター席に座り、周囲を見渡すと、夜の仕事明けと思われる方や、友人同士で談笑する方など、まさに「新宿の夜」を凝縮したような光景。
活気はあるのですが、決して騒がしすぎることはなく、どこか不思議な安らぎさえ覚える空間でした。

昆布とすっぽん、そして「ピーマン」が織りなす魔法
私が注文したのは、看板メニューの「みそオロチョンらーめん」。辛さが選べるシステムですが、今回は自分の体調を考慮して、標準的な辛さを選択しました。
素材の力が伝わる重厚なスープ
まず驚いたのは、スープの圧倒的な厚みです。利しり ラーメンのベースは、店名の由来でもある利尻昆布、そしてなんと「すっぽん」から出汁をとっているとのこと。昆布 ラーメン 新宿というジャンルの中でも、これほど贅沢で複雑な旨みを感じるスープは他にないのではないでしょうか。
一口啜ると、味噌のコクと唐辛子の刺激がやってきますが、そのすぐ後に昆布のまろやかな旨みが追いかけてきます。さらに驚いたのが、具材のピーマンです。
最初は「ラーメンにピーマン?」と意外に思いましたが、このほろ苦さが辛いスープと絶妙に調和しており、食感のアクセントとしても完璧だと感じました。
筆者が個人的に感じた「気になるポイント」Q&A
初めて行く際に私が不安だったことや、実際に行ってみて感じたことをQ&A形式でまとめてみました。
- 辛いのが苦手でも食べられそう?
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利しりラーメンは辛みがなく、美味しく食べられる一杯でした。
また辛さは細かく調整できるので、無理に高いレベルにしなければ、出汁の旨みをしっかり楽しめる気がします。
辛いのが得意な知人は「トリプル(3倍)」以上を楽しんでいるようですが、私は標準でも十分に満足感がありました。 - 深夜の一人客でも浮かない?
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全く問題ないと感じました。むしろ一人で静かにどんぶりと向き合っている方が多く、自分のペースで味わえる雰囲気が魅力的です。
- お値段は少し高め?
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一般的な歌舞伎町 ラーメンと比較すると、確かに少し強気な価格設定かもしれません。ただ、使われている素材の希少さや、あの唯一無二のスープを一度体験してしまうと、その価値に見合った充足感があるように私は思いました。
どんなときに、この暖簾をくぐりたくなるか
新宿でラーメンの選択肢は星の数ほどありますが、「利しり」は単なる空腹を満たす場所ではありません。
- 冷えた体に、じんわりと染み渡るような深い出汁を求めているとき
- 刺激的な辛さと、素材の甘みの両方を一度に味わいたいとき
- 歌舞伎町という街の一部になったような気分で、夜を締めくくりたいとき
こうした瞬間に、この一杯は最高の相棒になってくれる気がします。
まとめ
歌舞伎町の奥深くで出会った「利しり」の一杯は、期待を裏切らない、いや、期待以上の「奥行き」を感じさせてくれるものでした。
昆布とすっぽんが紡ぎ出すあの独特なスープの余韻は、お店を出て冷たい夜風に吹かれた後も、しばらく心地よく残っていました。
この街で長く愛される理由を、舌と心で理解したような、そんな夜でした。もしあなたが新宿の夜を彷徨い、何か「深い味」を求めているなら、一度あの赤い看板を頼りに歩いてみるのも、素敵な体験になるかもしれません。
※掲載内容は筆者の訪問時の個人的な感想です。最新の営業時間やメニューなどは、事前に公式情報等を確認することをおすすめします。
歌舞伎町マップ管理者

ほぼ毎週歌舞伎町で飲み歩いているのをきっかけに、歌舞伎町の良さを知って頂きたくて歌舞伎町マップを作成。
歌舞伎町に通い始めた頃は歩きにくいなと思っていたけど、今では歌舞伎の住人に。
ぜひ行って欲しいと思えるお店を中心に紹介させて頂いています。
歌舞伎町マップ 記事担当

お付き合いも兼ねて歌舞伎町にいる事で、美味しいご飯屋さんと出会えました。
怖いというイメージはあると思いますが、行くお店が事前に決まっていれば問題ありません。
紹介しているお店はどこも良いお店ばかりなので、一直線で向かってください。(笑)
お店の方にもぜひ歌舞伎グルメマップも見ているよ。とお声掛けもしてもらえればと思います。

