トラットリア クイント 訪問
いつものように歌舞伎町を歩いていた夜。
焼肉や居酒屋の提灯を横目に「今日はちょっと落ち着いて、美味しいイタリアンをゆっくり食べたい」と思った。
そこでふと視線の先に見えたのが【トラットリア クイント】。
ビルの3階からこぼれるやわらかな灯りと、入口に立つ小さな黒板に書かれた本日のおすすめメニュー。
その雰囲気だけでもう「ここで夜を締めたい」と心が決まっていた。

店内は都会の喧騒を忘れる穏やかさ
扉を開けると、外の喧騒が嘘のように静かで落ち着いた空気。
木目調で温かみのあるインテリア、ワインボトルが並ぶ壁、軽やかなジャズ。
カウンターでは一人でグラスを傾ける人、奥のテーブルではカップルが静かに会話していて、まさに「大人の隠れ家」感が漂っていた。
メニューを開くと、前菜からパスタ、魚料理、肉料理までどれも魅力的で、「ちょっとずつ色々つまんでワインと一緒に…」という気分に火がついた。


自家製パスタの旨さに唸る
次にやってきたのは、お店名物の「イタリア産グラナパダーノチーズの雪山ボロネーゼ」。
仕上げに目の前でたっぷりと削られるグラナパダーノチーズが、ふわふわと雪のように舞い降りてくる。
茶色いボロネーゼソースの上に、真っ白なチーズの山ができていく様子に思わず見とれてしまった。
パスタは手打ちの太めタリアテッレ。
もちもちした食感が濃厚なボロネーゼソースとよく絡み、
さらにチーズのコクと香りが全体をまろやかに包み込む。
口に入れた瞬間、牛ひき肉の旨味とチーズの芳醇な香りが一気に広がって、思わず「これは反則だ…」とつぶやいてしまうほどの幸福感だった。

メインは骨付き仔羊のローストで決まり
そして今夜のメイン、「骨付き仔羊のロースト」。
ナイフを入れた瞬間に肉汁がじわりとにじみ、噛むと外は香ばしく中はしっとりジューシー。
ほんのり香るローズマリーが仔羊の旨味をぐっと引き立てていて、ワインが止まらなくなる危険な一皿だった。
焼き加減も絶妙で、肉好きも大満足の一品。

気になる逸品たち
・渡り蟹のトマトクリーム タリオリーニ
・ポルチーニ茸とパルミジャーノのリゾット
・真鯛のソテー アクアパッツァ風
・牛フィレ肉のタリアータ
どれも美味しそうな一品の数々でした。
〆はティラミスとカフェで余韻を楽しむ
メインまでしっかり堪能した後、デザートに選んだのはクラシックなティラミス。
ふわふわのマスカルポーネにほろ苦いエスプレッソが染みたスポンジ、甘さ控えめで大人っぽく、エスプレッソと一緒にゆっくり味わった。
外に出る頃には、歌舞伎町のネオンがどこか柔らかく見えて、「今日はいい夜だったな」と心から思えた。
【トラットリア クイント】のポイント
1/ 落ち着いた隠れ家空間
歌舞伎町とは思えない静けさと温かさで、ゆったり食事や会話を楽しめる雰囲気。
2/ 前菜からメインまで完成度の高い料理
自家製前菜盛りやパスタ、肉料理など、どれも丁寧で素材の良さが際立つ。
3/ パスタのクオリティが段違い
手打ち麺に濃厚なラグーや旬の具材が絡む至福の味わい。ワインとの相性も抜群。
4/ 骨付き仔羊など本格的な肉料理も楽しめる
じっくりローストされた肉はジューシーで香り高く、特別な夜にぴったり。
5/ デートや記念日にも使える大人の一軒
料理・雰囲気・サービスが三拍子揃い、特別なシーンにも自信を持って使える。

トラットリア クイントのお店情報は下のリンクからご確認ください。

歌舞伎町マップ管理者

ほぼ毎週歌舞伎町で飲み歩いているのをきっかけに、歌舞伎町の良さを知って頂きたくて歌舞伎町マップを作成。
歌舞伎町に通い始めた頃は歩きにくいなと思っていたけど、今では歌舞伎の住人に。
ぜひ行って欲しいと思えるお店を中心に紹介させて頂いています。
歌舞伎町マップ 記事担当

お付き合いも兼ねて歌舞伎町にいる事で、美味しいご飯屋さんと出会えました。
怖いというイメージはあると思いますが、行くお店が事前に決まっていれば問題ありません。
紹介しているお店はどこも良いお店ばかりなので、一直線で向かってください。(笑)
お店の方にもぜひ歌舞伎グルメマップも見ているよ。とお声掛けもしてもらえればと思います。